越後三山周辺(新潟) 日向山(1560.7m) 2020年5月30日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 4:08 十字峡(登山口)−−6:45 日向山 7:19 −−8:31 十字峡(登山口)

場所新潟県南魚沼市
年月日2020年5月30日 日帰り
天候
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場登山口の十字峡に駐車場あり
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望背の高い立木皆無で大展望
GPSトラックログ
(GPX形式)
ここをクリックしてダウンロード
コメント暑くなる前に登り残しの日向山へ。十字峡は残雪期しか入ったことが無いので車で入ったのは初めて。残雪が微妙な時期だがアイゼン無しで安全に登れる程度に雪は消えていた。ここ数か月では登山者に会った人数は最多で10人程度いた。当然ながら全員が行先は中ノ岳だっただろう




十字峡の登山口付近駐車場 建物は登山センター(コロナで休業中)
中ノ岳登山口。何度も目にしているが登るのは初めて ルート案内図は昔と変わっていない
コロナの影響がこんなところまで・・・・ 標高500m付近
気温は約+10℃ 中ノ岳一合目は標高700m付近
標高800m付近から見た八海山 タニウツギ
標高820m付近の鎖場。鎖を使う必要なし 標高880m付近。コース中で最も傾斜がきつい
標高880m付近から見た水力発電用送水管上端 二合目。標高940m肩
二合目から見た日向山 イワウチワ
タムシバ。このコースではよく見られた 標高1010m付近から見た日向山
ショウジョウバカマ。この高さでは最後か 三合目。標高1120m付近
標高1130m付近から見た日向山 標高1140m付近の熊の糞。植物繊維が多い
標高1180m付近の石楠花 標高1240m付近
四合目。標高1260m付近 四合目付近のカタクリ。これも今年最後か
標高1280m付近で登山道に断続的に残雪登場 標高1490m付近から山頂まで残雪がつながる
適度な雪質でアイゼン無しでも快適に歩ける 日向山山頂に建物が見える
日向山山頂の建物。アンテナあり 日向山山頂
日向山から見た越後三山
日向山から見た西側
日向山から見た利根川水源山脈
日向山から見た大兜山、小兜山、大割山
日向山から見た下津川山〜巻機山
中ノ岳を目指す軽装登山者 日向山に私とほぼ同時に到着した若者も中ノ岳へ
下山時の十字峡 駐車箇所へ戻る


・日向山は越後三山中ノ岳付近で唯一未踏の山。登山道があるのでいつでも登れるので後回しにしていたが、標高がそこそこの高さで暑くなる前のこの時期に登ることにした。

・登山口は三国川の十字峡。ここは残雪期に何度も通過しているが、道路にも雪が残っている時期は三国川ダムで通行止めとなるため、その先は車で入ったことはない。ネットで調べたら今年は4月中旬に開通という、例年になく早い時期の開通だった。通常の年なら大型連休中は通行止めである。

・三国川ダムを経由して右岸林道を上流へ。周囲に全く雪は見えない。雪解け直後は路上に散乱している落石や倒木はきれいに片づけられていた。

・無雪の中ノ岳登山口は初めて目撃。登山口前の駐車場には先客が一台いたので少し先の駐車場に車を突っ込んで仮眠。日中は暑くなりそうだがまだ朝晩は寒いくらいで、寝ている間は冬の衣服が必要だった。

・ライトがギリギリ不要な明るさになって出発。今回はまともな登山道を歩くので気が楽だ。残雪は皆無とは言わないだろうが、今回のコースは西向きの尾根であり、残雪は少ないと予想できた。残雪が現れるであろう標高が高い場所の傾斜は緩いのでアイゼンは不要と考え、冬装備は足元を固めるスパッツのみ持った。

・登山道は一級レベルで体に触れる藪は皆無。合目石があるが中ノ岳のルートを示しているので、日向山を山頂とした場合とはズレが生じる。標高差から考えると日向山は7合目くらいだろうか。

・西向きの尾根なので朝の時間帯は日差しが中ノ岳に遮られて涼しくて快適。それでも今年初の扇は準備した。先週の経験で虫除けも持ったが、今回は使わずに済んだ。

・植生は尾根下部は背の高いブナが中心で、標高が上がると背の低い灌木類が目立つようになる。まだ春の花のイワウチワやタムシバ、カタクリ、ショウジョウバカマが見られた。初夏の花の石楠花も咲いていた

・尾根上は2か所で岩っぽい場所があったが、いずれも特に危険は無かった。

・コースの所々で展望が開け、大水上山、丹後山、越後沢山、本谷山、下津川山、小沢岳、巻機山等の利根水源山脈の山々が見えていた。まだ残雪があるが部分的で、今の時期に県境稜線を縦走しようとしたら大半は藪漕ぎだろう。桑ノ木山に至る尾根の途中に見える水力発電所用送水鉄管上端の建物と、その上方にある岩場が懐かしい。

・標高1280m付近から登山道上に断続的に残雪が登場。この時期は雪は氷になっていないのでキックステップで十分対応可能。残雪の範囲が広いと夏道の続きがどこなのか判断に迷うが、昨日の足跡だろうか、残っている1人のトレースのおかげで迷って藪に突っ込むことは無かった。

・標高1490m付近を越えると残雪が連続する。傾斜はきつくないので靴底が摩耗した私の登山靴でもキックステップで対応可能。雪に広く覆われていると、吹き渡る風が冷たくて気持ちいい。

・徐々に傾斜が緩んで小さな雪庇状の残雪を歩けば日向山山頂に到着。山頂にはプレハブっぽい2階建ての建物があり、てっぺんにはアンテナあり。建物が大きいが気象観測用も兼ねているようだ。この建物横の広場に三角点があった。周囲には背の高い立木は皆無で展望がいい。建物が邪魔する方向は建物の階段を上がって2階入口の踊り場で展望が得られる。巻機山に重なって目立たないが、マイナーな大兜山、小兜山、大割山に目が行く。さすがに今の時期は雪は無い。

・私が山頂に到着した直後に単独男性が上がってきた。私の目的地は日向山だが普通は中ノ岳が目的のはずで、彼も中ノ岳を目指して短時間の休憩で出発していった。そのすぐ後に今度は軽装の2人組が上がってきて、こちらも中ノ岳へ。ここから見上げる中ノ岳は残雪がたっぷり。西側斜面でこの残雪量なら東側はもっと白いに違いない。

・短時間の休憩を終えて下山開始。すれ違う登山者は合計10人近くいたと思う。それでも通常の週末よりは登山者は少ないのだろう。

・雪が無い時期のまとまった下りは今シーズン初めてで、現場ではそれほど疲れたとは感じなかったが翌日には太ももに強烈な筋肉痛が出た。やはり雪が無い下りは足に負担がかかる。今のところ問題ないが、今シーズンは右膝の状態は大丈夫だろうか。

・登山口に戻ると駐車場は車が10台程度に増えていた。日向は暑いので車で日陰に移動して休憩してから次の笠置山に向かった。

 

都道府県別2000m未満山行記録リスト

 

日付順2000m未満山行記録リスト

 

ホームページトップ